ブラックリストに入れられるとどうなるか


詐欺・トラブル


ヤフオクでよく見かける、ノークレーム・ノーリターンですが、最近ではその言葉までも省略されて、「NC・NRでお願いします」なんて表現もされています。

説明文に明記する意図は言葉の通り、文句・返品お断りということで、出品者から言えば伝家の宝刀のような言葉ですが、それはきっちり出品前に商品のマイナス点をチェックし、落札者のことを考え商品説明に事細かく説明してあるのが条件。

あいまいな説明や明記されていないキズ・シミ・操作不良などがある場合は、いくらノークレーム・ノーリターンと明記してあっても無効になります。


商品の傷などが出品者の説明内容と著しく異なると評価できるような場合には、「ノークレーム・ノーリターン」という約束があっても、契約が無効となる場合があり、オークション出品者は返品や返金の責任を免れる事はできないですし、出品者が商品の問題を知っていたにもかかわらず(あるいは知り得たにもかかわらず重過失で)、問題を説明欄に記載せず、「ノークレーム・ノーリターン」の約束をした場合も、上記と同様、出品者は責任を免れることができないと、民法でも定められています。

また、オークションストアからの出品物での「ノークレーム・ノーリターン」は、消費者契約法で消費者は保護されているので無効になります。

ノークレーム・ノーリターンの言葉を使う場合には、「もしも自分が落札者だったら」の気持ちで考えればいいかも知れませんね。


・法律相談局(ノークレーム・ノーリターンの謎)
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