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2010年4月25日 警察エンブレムの偽造品、ヤフオクで売る
ヤフオクの現在の総出品数は2400万点を超えていますが、残念ながらそのすべてが優良な出品者または出品物ではなく、詐欺的行為を目的とした出品者や偽者が出回っているのも残念ながら事実ですね。お金が絡むところには必ず甘い汁を吸いに来る輩が出現するものです。
今年の2月には、赤いバラが特徴的な茨城県警のエンブレムを300枚偽造し、ヤフオクやフリマで10枚販売した二人が逮捕されています。県警生活環境課などによると、警察博物館の展示などを参考に、昨年夏ごろ中国の業者に発注したそうです。
警察のエンブレムは「拳銃に次ぐ究極のレアアイテム」のようで「警察グッズは人気があるし、茨城県警の赤バラはかっこよかった」とも供述。その判決は4月23日に水戸地裁から言い渡されており「警察官になりすますことが可能となるなど悪用される危険が高い。巧妙に行われた悪質な犯行」として、それぞれ懲役1年6月、執行猶予3年(求刑1年6月)とのこと。
この二人は中国で1枚500円で作らせたものを、1万6千円から1万8千円で販売していますから、さぞかし「おいしかった」ことでしょうね。
その後の調では、警視庁や大阪、神奈川、福岡、京都、茨城各府県警の偽造エンブレムが計約1700枚も複製していたらしいですから、これからもっと儲けるつもりだったのでしょう。でも代償は大きいです。
今回の製造国の中国ですが、最近のニュースでは上海万博で岡本真夜 / 「そのままの君でいて」が盗作とか、「冒険小王子」という小説が登場人物や物語の設定など18カ所に盗作の疑いがある中国版「ハリー・ポッター」と言われていたりと相変わらずで、複製や盗作というと真っ先に中国がうかんでしまいます。このイメージを払拭するには何十年もかかるでしょうね。