落札の前に官公庁オークションのことを少し勉強です
官公庁オークションの出品者は、国税庁、都道府県の各自治体などの行政機関がネットオークションのシステムを利用し出品しており、
出品物は、税金の滞納者から差し押さえたものを売却する「インターネット公売」と、
各行政機関が所有している財産を売却する「公有財産売却」の2つのタイプがあります。
官公庁オークションは、ヤフオクのYahoo!官公庁オークションと楽オクの楽天官公庁オークションがあるんですよ。
・税金の滞納者から差し押さえたもの ←「インターネット公売」 という名称で年にヤフオクで8回実施
各行政機関が税金の滞納者から差し押さえた財産を売却し、落札代金は滞納者の未納税金などの支払いに当てられます。
該当する商品は、差し押さえた商品なので売れそうなものならなんでも出品されていて、面白い所では、愛媛県からの「お城風ラブホテル」、東京都からの「着メロの商標権」、神奈川県からのどう考えても素人が書いた熊の絵など、本当に様々なものが出品されています。
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・各行政機関が持っている財産 ←「公有財産売却」 という名称で年にヤフオクで6回実施(今回のインクはこっちの方)
各行政機関(国、県、市、町、村など)が所有している財産を売却し公金とします。
出ている商品は、公有地や、消防車や救急車などを含める公用車、役所や学校、公共機関で使用されていた備品、事務用品などいろいろです。消防車なんか誰が買うか不思議ですが落札されるんでしょうね。
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「インターネット公売(差押え品オークション)」と「公有財産売却(公用財産の売却オークション)」は、参加申し込み期間は重なっても、入札期間が重ならないようなスケジュールが組まれているんですよ。(下画像参照)
官公庁オークションに参加するには、入札する物件ごとに参加申込をしなければいけません。
参加申込には、住所、氏名、電話番号、メルアドを入力、行政機関によっては、
本人確認書類(免許書、保健証、パスポートなど)のコピーや画像をメール添付などの提出が必要な場合もあります。
すべてのオークションではないですが、出品商品によっては保証金の納付が入札の条件になっているオークションもあります。
もし落札できなければ保証金は全額返金され、落札できれば保証金が差し引かれた金額を請求されることになります。
官公庁オークションは、「せり売形式」と「入札形式」の入札方法があります。
入札形式というのは、入札回数が1回のみの一発勝負で落札者が決定し、
せり売形式というのは、いつものヤフオクと同様で、入札回数は何回でもよく、高値入札しておけば後は自動でシステムが競いあってくれます。
入札期間は、せり売形式が約3日、入札形式は約7日になり、せり売形式は入札履歴が閲覧できるのに対し、
入札形式は他の人が幾らで入札したのかは分からないようになっています。
・インターネット公売(差し押さえのオークション)は「入札形式」と「せり売形式」の両タイプがある
・公有財産売却(公用品売却のオークション)はすべて「入札形式」のみ
通常のオークションでは、ヤフオクシステムの取引ナビでお互い連絡を取り合いますが、官公庁オークションはメールでのやり取りになります。
落札後の手順は各行政機関によって違いますが、指示された通りに行なっていけば難しいことはありません。
下は次ページのレポートでも紹介しますが、鳴門市からの公有財産の売却でインクを落札した時に提出依頼のあった書類です。該当する書類のみ提出しました。
提出する書類や書式、方法は各行政機関や落札する品物によって異なってきます。
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